流通市場の規模や活発さを表す重要な指標として、売買高があります。 しかし、売買高は、上場株式数の増加とともに増加する傾向があるため、ある市場の状況を過去と比較したり、他の市場の状況と比較する際には、必ずしも売買高を用いることが適切でない場合があります。そこで、売買高を上場株式数で除すことにより、上場株式数の多寡による影響を補正したものが売買回転率で、算出式は以下の通りです。
売買回転率={(期間)売買高÷(期間)平均上場株式数}×100
ただし、平均上場株式数=(前期末上場株式数+当期末上場株式数)÷2
このように売買回転率は、取引対象である上場株式数の何割が実際に売買されたかを示す指標で、例えば、1年間の売買高で計算した結果が100%になった場合は、1年間に全上場株式数に相当する規模の売買取引があったことを表しています。
東証では、月次及び年次の数値を「東証統計月報」、「東証要覧」などに掲載しています。なお、国際比較などを行う場合などは売買代金回転率が利用されることが多いようです。