有価証券オプションQ&A

権利行使価格の設定方法を教えて下さい

2003/06/20 更新

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Q.権利行使価格の設定方法を教えて下さい

A.

有価証券オプションの権利行使価格は、新たな限月が設定される際に、1つの対象有価証券につきプット・コール共に同じ5種類の権利行使価格が設定されます。

設定される権利行使価格は、権利行使時に有価証券の受渡しを行う価格ですので、分かりやすくするために、一定の間隔で区切りの良い価格としてあります。例えば、図1の権利行使価格水準1000円以上2000円未満の刻み幅は100円となっています。つまりこの価格帯では、1000円・1100円・1200 円……と100円刻みで2000円まで設定されます。

新たな限月が設定される際の具体的な5種類の権利行使価格の設定方法は、前日の対象有価証券の最終値段に最も近い図1で示した価格帯の中の区切りが良い価格を 1種類(以下「中心となる権利行使価格」と言います。)と、それを中心とした上下に2種類ずつの合計5種類になります。

その後は、株価の変動により、中心となる権利行使価格が変化した場合、常に中心となる権利行使価格の上下2種類の権利行使価格が存在するように、新しい権利行使価格が追加されます。追加される権利行使価格は、東証のHPで確認できます。

(図1)権利行使価格水準による刻み幅
権利行使価格水準 刻み幅
円以上 円未満
  500 25
500 1,000 50
1,000 2,000 100
2,000 5,000 200
5,000 1万 500
1万 5万 1,000
5万 10万 2,500
10万 20万 10,000
20万 50万 20,000
50万 100万 50,000
100万 200万 10万
200万 500万 20万
500万 1,000万 50万
1,000万 2,000万 100万
2,000万 5,000万 200万
5,000万   500万

(図2)権利行使価格の具体的な設定例

権利行使価格の具体的な設定例

図2に権利行使価格の具体的な設定例を示しました。

≪新たな取引開始日における権利行使価格の設定≫

(1) 前日の対象有価証券の最終値段が990円であることから、権利行使価格水準は500円以上1000円未満となり、対応する刻み幅は50円です。つまり500円から1000円の間の50円毎の値段の中で最も990円に近い1000円が中心となる権利行使価格となります。
(2) この1000円の上下に2種類の権利行使価格を設定しますので、下が900円と950円になります。上は、1000円以上2000円未満の刻み幅が100円なので、1100円・1200円となります。

≪権利行使価格の追加設定≫

新たな限月の取引開始日当日に対象有価証券の最終値段が960円でした。

(1) 既に設定されている権利行使価格の中で最終値段960円に最も近い950円が、中心となる権利行使価格となります。
(2) 中心となる権利行使価格の下の権利行使価格が900円1種類となってしまいますので、2種類とするため、850円を追加することとなります。

翌日の対象有価証券の最終値段が1050円でした。

(3) 最終値段1050円に最も近い権利行使価格は、1000円と1100円の2つになりますが、こうした場合には、2つあるうちの高い方が中心となる権利行使価格として採用されます。よって、中心となる権利行使価格は1100円となります。
(4) 中心となる権利行使価格の上の権利行使価格が1200円1種類となってしまいますので、2種類とするため、1300円を追加することとなります。
なお、一度設定された権利行使価格は、その限月が満期を迎えるまでなくなることはありません。つまり、権利行使価格はその限月が満期を迎えるまで増え続けることとなります。

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