有価証券オプションQ&A

対象有価証券が整数倍の株式分割を行った場合、有価証券オプションの変更点について教えてください

2004/08/20 更新

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Q. 対象有価証券が整数倍の株式分割を行った場合、有価証券オプションの変更点について教えてください。

A.

対象有価証券に株式分割が行われた場合、有価証券オプションにも変更があります。株式分割が整数倍(例えば 1株から2株)であるのか、小数倍(例えば1株から1.5株)であるのかによって有価証券オプションの変更は異なります。

ここでは 整数倍の株式分割 における有価証券オプションの変更について見ていきます。

対象有価証券に1株から2株への株式分割が行われた場合、有価証券オプションにおいては、

• (1)変更前に持っている建玉数量を 2倍にし、

• (2)権利行使価格を 2分の1に調整します。

1株から2株への株式分割

株式分割前後 ロゴ

この例における対象有価証券の売買単位は 1,000株とします。また、「有価証券オプション1単位の権利行使が行われた時に発生する有価証券の売買数量(以下「受渡し単位」 とします )」 についても、有価証券の売買単位と等しくなるので1,000株となっています。

1 . 保有建玉の調整

ここで対象有価証券において1株から2株への株式分割が行われました。対象有価証券を1,000株保有していた場合には、保有株式数は1,000株から2,000株となります。 同じように有価証券オプションについても、有価証券オプション1単位を保有していた人に対して、1,000株分を売買する権利・義務を、2,000株分の売買をする権利・義務へと調整をします。 この際の調整方法は、建玉数を 2倍することとしています。

株式分割が行われた場合、特殊な例を除き、有価証券の売買単位が変更されることはありません。そのため、有価証券オプションの受渡し単位も 1,000株で変更はないため、建玉数を2倍にすることで、 1,000株× 2単位 =2,000株の権利・義務の保有となるよう調整されます。

2.権利行使価格の変更

株式分割が行われた場合 、 現物株式の 1株の価格は、理論上、分割比率に応じた価格に調整されます。 株価は分割比率に応じた価格に調整されます。 正確には、株価は需給関係によって決まるため、理論上の価格どおりにはなりませんが、当取引所においては、分割が行われた日の株式の基準値段を、株式分割前日の終値に基づき理論上の価格に修正しています。例えば 1株から2株への株式分割 が行われた場合に 、権利付最終日の終値が 1,200 円であったとすると、翌日の権利落ち日の基準値段を 600 円に修正しています。

有価証券オプションの権利行使価格は1株の価格を基準として設定されていますので、株式の基準値段の変更と同様の考え方で、分割比率に応じた価格に調整されます。この例では、 保有している有価証券オプションの 株式 分割前の権利行使価格 1,000円は、2分の1の 500円に変更されることになります。

ここで確認しておきたいことは、株式分割によって元々保有していた有価証券オプションの価値に変化はないということです。

先の例に基づいて確認してみます。

分割前は権利行使価格 1,000円で1単位の有価証券オプションを持っていました 。受渡し単位は 1,000株でした ので、権利行使が行 な われた場合、1,000円で1,000株分の売買が発生することになっていました。金額に換算すると、1,000円×1,000株 ×1単位 =100万円になります。

株式 分割後の有価証券オプションは、権利行使価格は 1,000円÷2=500円 へ 、保有建玉は1単位×2=2単位へと調整されました。そのため、権利行使が行われた場合には、500円で 1,000株×2単位= 2,000株分の株式の売買が発生します。これを金額に換算すると、500円×2,000株=100万円になります。

このように分割前でも分割後でも、権利行使時の有価証券の売買を金額換算した額が同じになるので、有価証券オプションの価値は変わらないことが確認できました。

最後に、 整数倍の株式分割が行われる場合の有価証券オプションの調整方法を 、 もう一度まとめて 確認して おきます。

変更点調整方法 ロゴ

対象有価証券の株式分割時における有価証券オプションの調整の注意点は、今回のような整数倍の株式分割(例えば 1株から2株への分割)であるのか、小数倍の株式分割(例えば1株から1.5株への分割)であるのかによって、調整方法が大きく異なるという点です。
小数倍分割については、Q&A「小数倍の株式分割が行われた場合の有価証券オプションの変更」をご参照下さい。

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