2007/07/01 更新
売買が成立した場合、株を買った人は代金を支払って株式を受け取り、株を売った人は株式を引き渡して代金を受け取ります。このような代金や株式の受け渡しを行うことを決済といいます。
売買の契約と決済は同時には行われません。東証で行われた売買の決済は、通常売買日を含めて4営業日目に行われます。例えば月曜日に行われた売買の決済は、その週の木曜日に行われることになります。

東証での売買は、株式だけでも1日に数百万件に達することがあります。このような大量の取引を1件ごとに当事者同士で決済していては収拾がつかなくなってしまいます。迅速で円滑な決済ができるよう、ネッティングという方式を取り入れています。
同じ決済日で同じ証券会社での同じ銘柄の取引は、成立した値段に関係なく売り買いの株数を相殺して差し引き分の株数を計算します。受渡しの相手は売買の相手ではなく、「日本証券クリアリング機構」と呼ばれる清算機関との間で行います。
同じ決済日で同じ証券会社の取引において、すべての売り代金と買い代金を相殺して差し引き金額を算出し、その代金の授受を日本証券クリアリング機構との間で行います。

証券会社間の株式の受渡しは、証券会社の口座間の振替によって行われます。これは銀行間の送金で、実際の現金を移動せずに口座で振り替えるのと同じ仕組みです。具体的には、証券会社等が「証券保管振替機構」(ほふり)と呼ばれる株式等の振替機関に口座を設けたうえで、決済のたびに日本証券クリアリング機構からの指図に基づいてクリアリング機構の口座と売り方及び買い方の証券会社等の口座間で株式の振替を行います。

配当の支払や株主総会の招集通知を行うために、株式発行会社はある一定の日(基準日といいます。)における株主の情報を把握する必要があります。そこで、ほふりでは、各証券会社等からの株主情報の報告に基づき、決算期末等に株主の氏名、住所、所有株式数等を発行会社に通知します(総株主通知といいます)。発行会社は、この総株主通知を受け取ることで株主名簿を更新し、管理することになります。
