ETNとは

ETNの特徴・ETFとの違い

2012/04/27 更新

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ETNの特徴・ETFとの違い

ETNとは

ETN(イー・ティー・エヌ)とは「Exchange Traded Note」の略で、「上場投資証券」または「指標連動証券」と呼ばれる上場商品です。
ETNはETF(Exchange Traded Fund:上場投資信託)と同様に、価格が株価指数や商品価格等の「特定の指標」に連動する商品ですが、「Note(債券)」の単語が示すように、金融機関(発行体)がその信用力をもとに、価格が特定の指標に連動することを保証する債券であるため、ETFとは異なり証券に対する裏付資産を持たない(必要としない)という特徴があります。

欧米の株式市場では、ETNはETFに次ぐ上場商品として活発に取引が行われています(欧州では「Listed Certificates」と呼ばれています。)。

ETNには主に以下のような特徴及び注意点、そしてETFとの相違点があります。

【特徴1】裏付けとなる現物資産を持たない
ETNは発行体となる大手証券会社や銀行などの金融機関が対象指標との連動性を保証することとなるため、裏付けとなる現物資産は保有していません。一方、ETFは、何らかの現物株式やリンクノートを裏付け資産として保有しています。例えばTOPIX連動型ETFの場合、対象指標と連動するために東証1部の約1,700銘柄の現物株式を裏付け資産としてファンドが保有しています。

【特徴2】トラッキングエラーが発生しない
ETNは、発行体の金融機関が対象指標とETNの償還価額が連動するよう保証するため、運用に掛かる手数料分を除き、償還価額と対象指標の間のずれ(トラッキングエラー)は発生しません。一方、現物資産を保有するETFは運用の結果次第ではETFの基準価額と対象指標の間にずれ(トラッキングエラー)が生じる場合があります。
(※実際の市場での取引においては、売り買いの需給の関係等から必ずしも対象指標の価格で購入できるとは限りません。)
ETN投資のリスク

【特徴3】様々な対象指標にも連動が可能
ETNは、裏付け資産を保有しないため、外国人への投資規制が存在する新興国株式や、希少資源、時間の経過とともに劣化してしまう農産物等のように現物資産の保有が困難な対象指標であっても組成が可能といわれています。

【注意点】信用リスク
ETFは裏付けとなる現物資産を保有し、その資産は信託銀行に保管されているため、たとえETFの組成会社が破綻しても投資家が投資した資産は保全されます(その場合は、資産価値が減少することもあります。)。また、資産の保管先である信託銀行が破綻した場合でも、ETFの資産と信託銀行の資産を分別管理することが法律で義務付けられているため、やはり投資家が投資した資産は保全されます。
一方、ETNは現物の裏付資産を有さず、発行体の金融機関の信用力をもとに発行されているため、発行体の倒産や財務状況の悪化等の影響により、ETNの価格が下落する又は無価値となることがありますので、こうした発行体の信用リスクについては十分に留意する必要があります。
ETNのその他の注意点については「ETN投資のリスク」ページをご覧ください。
ETN投資のリスク

なお、ETFもリンク債を組入れている銘柄については、ETNと同様に、リンク債の発行者の信用リスクを考慮する必要があります。詳しくは「ETFのリスク」ページをご覧ください。
ETFのリスク

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