ToSTNeT市場

ToSTNeT市場

2010/01/04 更新
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ToSTNeT(Tokyo Stock Exchange Trading NeTwork System)取引は、オークション時間外の立会外取引として、平成10年6月29日から単一銘柄取引(平成11年9月30日までは大口取引)・バスケット取引(ToSTNeT-1)を、同年8月7日から終値取引(ToSTNeT-2)を開始して以来、売買立会(オークション方式による売買)における円滑な執行が困難である大口取引やバスケット取引等に対応するための取引として利用されてまいりましたが、近年、取引が高度化・多様化するにつれ、より柔軟な利用のニーズが高まっていました。
そこで、平成20年1月15日から、取引時間を拡大し、ToSTNeT市場としてオークション方式による市場(立会市場)から独立した市場とするとともに、新たな取引制度として自己株式立会外買付取引を導入し、さらに取引対象商品の拡充など取引制度の改正を行いました。

ToSTNeT市場への上場について

立会市場に上場する、内国株、外国株、転換社債型新株予約権付社債(CB)はToSTNeT市場に上場することとします。

ToSTNeT市場の整備・主な取引制度の改正内容等について

現物/先物オプションの立会外取引に係る市場整備について PDF
新システム稼働時におけるToSTNeT取引等の見直しについて PDF

ToSTNeT市場概要(平成20年1月15日~)

以下の4種類の取引を行うことができます。

  • 単一銘柄取引
  • バスケット取引
  • 終値取引
  • 自己株式立会外買付取引(平成20年1月15日~)

単一銘柄取引(ToSTNeT-1)

立会市場の直近値から上下7%以内の価格で相手方を指定した取引ができます。相手方取引参加者・銘柄・数量等を指定し、呼値が合致すると同時に約定となります。同一参加者間のクロス取引では、当該呼値で即時約定となります。大口取引等の立会市場での円滑な執行が困難な取引をToSTNeT市場において行うことにより、立会市場へのインパクトを抑えることができます。最低単位から売買が可能です。

バスケット取引(ToSTNeT-1)

構成銘柄の立会市場の直近値で算出する基準代金の上下5%以内の価格で相手方を指定した取引ができます。相手方取引参加者・銘柄・数量等を指定し、呼値が合致すると同時に約定となります。同一参加者間のクロス取引では、当該呼値で即時約定となります。15銘柄以上かつ売買代金1億円以上から売買が可能です。

終値取引(ToSTNeT-2)

立会市場での終値又はVWAPを確認してから取引に参加できるほか、ポートフォリオのリバランスなどにおいて、バスケット取引の基準に満たない少数銘柄のバスケット注文についても、終値等で取引が可能です。また、立会市場で執行できなかった場合(例:大引けのストップ配分で配分を受けられなかった場合、気配引けで取引が成立しなかった場合、バスケット取引やVWAPベースの取引において指数等と比較して意図した株数を取得できなかった場合など)においても、ToSTNeT市場を利用することが可能です。終値取引を利用した事前公表型の自己株式取得も可能です。

自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)

買方を発行会社に限定した自己株式取得専用の取引です。終値取引では完全時間優先で売買が成立するのに対し、買付数量に相当する売付数量を当取引所が定める配分方法(下図参照)をもって配分します。

取引概要

  単一銘柄取引 バスケット取引 終値取引 自己株式立会外買付取引
  VWAPギャランティー取引(※1)・VWAPターゲット取引(※2)
取引対象
商品
内国株式・外国株式・CB 内国株式・外国株式・CB 内国株式・外国株式・CB 内国株式・外国株式・CB 内国株式・外国株式
取引時間 午前8時20分~午後5時30分 午前8時20分~午前9時 前日VWAP
(VWAPターゲットは不可) 午前11時~午後0時30分 前場VWAP
午後3時~午後5時30分 後場及び終日VWAP
午前8時20分~午後5時30分 午前8時20分~午前8時45分
午前11時~午後0時15分
午後3時~午後4時
(注文受付時間は午前8時20分~午後4時)
午前8時45分
(売注文受付は午前8時~午前8時45分)
売買単位 最低単位から可能 最低単位から可能 15銘柄以上 かつ総売買代金1億円以上 最低単位から可能 最低単位から可能
取引価格 立会市場の直近取引価格(※)の±7%以内。

(※)特別気配又は連続約定気配がある場合は、当該特別気配値段又は連続約定気配値段
VWAPギャランティー取引:
VWAPに手数料相当額を加減して得た値段

VWAPターゲット取引:
VWAPを目標とした立会市場での執行結果の加重平均価格
(執行結果の加重平均価格に手数料相当額を反映した値段での取引も可能)
構成銘柄の 立会市場の直近取引価格で算出する基準代金の±5%以内 8時20分~8時45分 ・前日終値
(最終特別気配値及び最終連続約定気配値を含む、いずれも無い場合は当日基準値段。以下同じ)、前日終日VWAP

11:00~12:15前場終値、前場VWAP

15:00~16:00当日終値、後場及び終日VWAP
前日終値(最終特別気配値及び最終連続約定気配値を含む。いずれもない場合は、当日の基準値段)
呼値 呼値の単位
株券:1円の1万分の1の整数倍
CB:額面100円につき1銭の100分の1の整数倍

同一参加者及び異なる参加者間での取引が可能
呼値の単位 株券:1円の1万分の1の整数倍
CB:額面100円につき1銭の100分の1の整数倍

クロス取引のみ取引が可能
呼値の単位
株券:1円の1万分の1の整数倍

同一参加者及び異なる参加者間での取引が可能
呼値の単位
終値取引:立会市場に同じ
VWAP取引:当取引所が算出する売買高加重平均価格

呼値の順位は、時間優先の法則に基づく。ただし、クロス注文は他の呼値に優先する。
 
VWAP取引はクロス注文のみ取引が可能。
呼値の単位
立会市場に同じ

呼値の第一順位:委託注文
第二順位:自己注文

上記の順位で、取引参加者ごとに配分
売買契約の 締結方法 呼値を行う際に、取引の相手方となる取引参加者・銘柄・数量等を指定し、呼値が合致した場合に売買成立(ただし、クロス取引の場合は当該呼値で売買が成立) 時間優先(ただし、クロス注文の場合は当該呼値で成立) ・委託注文優先
・売申込数量の多い取引参加者から最低単位を配分し、さらに残数量にあん分比率(買残株数量/売残株総数量)を乗じた数量(小数点以下切捨て)を対当させた後、小数点の切捨数量が多い参加者から最小単位を配分
決済方法 ・4日目決済
・当日決済(同一参加者間での取引のみ)
4日目決済
信用取引
貸借取引
信用取引及び貸借取引により行うことが可能 利用できません

(※1)VWAPギャランティー取引・・・VWAPを基準とした取引の成立を保証することを目的として、顧客との間であらかじめ定めた手数料相当額をVWAPに加減して得た値段で、顧客の売注文又は買注文に対して自己で向かう対当取引。
(※2)VWAPターゲット取引・・・顧客との間であらかじめ決めた銘柄・数量を立会市場においてVWAPを目標として執行し、その執行結果を加重平均した値段で、顧客の売注文又は買注文に対して自己で向かう対当取引。顧客執行結果の加重平均価格に手数料相当額を反映した値段での取引も可能。

売買内容の公表

相場報道システム等を通じて、個別銘柄の取引内容、総売買高、総売買代金等を公表します。

その他留意事項

  • 直接新規上場銘柄については、 立会市場で初値が決定するまで、ToSTNeT市場で取引できません。
  • 立会市場で売買停止が行われた場合や重要な事実の周知が必要な場合等に売買停止を行う場合があります。
  • 終値取引及び自己株式立会外買付取引を利用した自己株式取得については、こちらを御参照ください。